社長の仕事

3年前にナカイ建設を自宅の離れで始めた時、事務所は6.8坪でした。

当初社員が、4人でしたから十分な広さでしたが、昨年の12月末まで8人で使っていました。
建築屋の事務所は、現在パソコンで事務作業をすることも多く、日によっては半日現場、半日事務作図作業と事務所一杯になって生活していました。

コピーに、見本カタログ棚に打ち合わせテーブルと足の踏み場の無い状態でした。
社長の椅子・机は、社員が増えた段階で無くなり、事務所に居るときは打ち合わせテーブルの椅子に座っていました。
社員が全員居るときは、事務机は無く、居場所が無くなりました。
業者さんやお客様が来て打ち合わせしていると座るところが無く、出て行くしか無かったのです。

大企業の社長さんには、立派な社長室や社長用の机があるのですが、20坪の事務所に移った現在、私には漸くパソコンの置ける机が与えられましたが、何時追い出されるが判らない状態です。
そこに零細企業の社長の仕事の姿が、少し見えてきます。
小企業の社長にのんびりと机に座って作業する時間は必要ないのかもしれません。
長時間作業することが無いのであれば専用の机は不要です。
元々事務屋の私には、机が無くなるのは寂しいモノがあるのですが、ナカイ建設を始めて社長になってしまった以上社長業を認識して、お客様巡回等であまり社内に居て邪魔にならぬ 様従わなければならないと思っています。

2005.5.18