回顧もまたよし

今朝は、『三金会(毎週第三金曜日に行う朝会)』に7時半から行って来ました。
今日の話は、我々の仲間の全日空の方の話で“最近の航空動向”でした。

大量輸送・高速輸送の時代から、プロペラ機や飛行船の運行が検討されていると言う話がありました。
第一の要因は、エネルギーコストの問題です。
自動車は、代替エネルギーの車(天然ガス・水素ガス・電気自動車・太陽電池 等)やハイブリット車などが次々に出てきていますが、飛行機だけは、まだ石油で飛ぶエンジン以上のモノが無いということでした。

時代は、繰り返すと言いますが、プロペラ機や飛行船が復活する様に、我々建築の仕事にも日本人が使ってきた素材、 瓦やタタミ・障子に襖・土壁に天然木と言ったモノが再評価されています。
しかし建築の場合それに伴う伝統の施工技術が、伝承されているか?の問題があります。

日本の家は、基本は夏涼しくです。冬の寒い時は、着込めばいいでした。
屋根に使われた藁や萱・桧皮や土は、天然の断熱材。床を高くし、開口を広く取った訳です。
とはいうものの過密化した町では、開けっ放しは出来ません・・・・。

健康ブームの中で日本食が世界中で注目されている様に、省エネルギーで且つ再生可能な天然素材の和風住宅の手法が、日本以外で使われて行く事があるかもしれません。

人間は、あらゆる事を試してきた訳で、歴史の中や世界の忘れられた伝統の中に新たな再発見があるかもしれません。

2005.5.20