関西心理相談員会3周年記念講演会

私が事務局をしている大阪情勢判断学会の会員でもあるOさんの所属されるNPO法人関西心理相談員会の3周年記念特別 講演会に参加させてもらいました。
講師は、大阪市で産婦人科医を開業されている笑い学会副会長・元気で長生き研究所の所長 昇 幹夫(のぼり・みきお)先生の講演です。
演題は「あなたの笑顔がなによりクスリ」でした。

▼胎内記憶「ママのおなかの中は暗くてあたたかかった」浜松市内の産婦人科医池川明先生の調査では、約3割の子供が胎内記憶を持っているそうです。
この生まれる前から伝えてくる能力。妊娠5ヶ月頃から赤ちゃんは良く聞こえているそうです。
羊水と言う水の中で浮いているので、理屈の上でも聞え易い環境にいます。この生まれる前から持っている胎児の脳力、胎児の人格、胎教は周囲の大人にとって侮れない存在だそうです。

▼“癌(ガン)”という響きはどうも良くありません。ガン患者・ガンの闘病生活。癌を“ポン”と言い換えてみましょう。それだけでも、感じは変わります。言葉の影響は大きいものです。
ポン患者・国立ポンセンター・ポン病棟。人は、気分で変わります。
グルメでもどんなに厳選された食材を食べるより、楽しい相手と食べる食事が一番美味しいはずです。
“からだ”の元の字は、「空陀」「空魂」です。健康生活にとって“心”“気”の管理、気持ちの持ち方、気持ちの切り替えが一番大切なことなのです。

▼昇先生は、癌の患者15名と一緒に1997年にモンブラン山麓トレッキングツアーに参加しています。
その後今日まで、その時一緒に行った人で亡くなられたのは3名だそうです。
一方その時に山岳ガイドをしてくれた健常者の現地の人の方が、山岳事故でそれより多く亡くなっている事をその後現地へ行って知ったそうです。人の運命は、判りません。
医者に見放され、医者を見限った人は、強い!のです。

▼思考力の柔軟性を維持することは難しいかもしれませんが、あまり一つのことに拘る生活は止めた方がいいようです。
少し非まじめに生きるぐらいで丁度良いのです。
「氷が溶けたら何になる」の答えは沢山あります。普通 は「氷が溶けたら水になる」です。でも非まじめに考えれば、「氷がとけたら春になる」「氷がとけたら洪水になる」「氷がとけたら魚が腐る」「氷がとけたら水割りが薄くなる」等々あります。
人が泣くとき“シクシク”人が笑う時“ハハハハ”。よく笑い、よく泣く生活をして下さい。(4×9=36)+(8×8=64)=100歳。この方程式は、泣く(シク)と笑う(ハハ)を4対6ぐらいにして過ごせば、100まで生きられますよ、と言う事です。
我慢せずによく笑い、よく泣きましょう。

▼『あなたとわたしはサボテン夫婦トゲはあるけど水いらず』(都都逸)
▼楽しい生き方のコツ『逆わらず いつもニコニコ 従わず』(サラリーマン川柳)
▼「夫が引っ繰り返ると\(カネ)になる」奥さんに先立たれると3年以内に7割の亭主が後を追う様に亡くなります。女性が残ると無限か!と思うほどに長生きされるケースが多い。
▼心臓と歯は、癌にはなりません。我々もよく体を使い動きましょう。
我々は、地球に島流しになった囚人です。限れた空間・限られた期間を一緒に楽しく過ごしましょう。

3時間近くお話になられましたので以上は、講演のごく一部の紹介です。

2007.5.24