最近、町の中にも自然が帰ってきたという人がいます。
“田園都市”という言葉は、英国人が江戸時代の江戸の町を見て自然と共存している街づくりと感じて付けた名称と聞いたことがあります。
日本人の街づくりは当時から町の周囲に田や畑がありその上、街路樹や生垣が町の中に上手く配置されていたのかなと想像し、そんなものに対して手間を惜しまなかった心意気と町への愛着を感じます。
ホタルや帰ってきた魚の話題で町中の川の水質がよくなっていると最近よく聞きます。
それは、下水道の環境整備等による具体的な事実なのでしょうが、ゴミや空き缶
の無造作な捨て方は一向に変わっていません。
町は、綺麗になっても人の“公徳心”の様な心は、綺麗になっていません。自分の車の中は、ピカピカに綺麗なのに窓からゴミを捨てるのは平気という光景をよく目にします。
茨木市舟木町の疎水で鳥を見ました。恐らく鷺だと思いますが、梅雨の激しい雨の中写
真を撮りました。
梅雨時季ですからまだ水は綺麗だとはいえ、自然の鳥が生活するには、決して十分な環境の様には思われません。でも町の中で少し大型の野鳥に出会うのは嬉しいものです。そして一羽の迷い鳥の存在に驚くというのは、それだけ私の日常生活が自然と乖離しているのでしょう。
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