高山市の古い町並み  古い町並みを維持管理することの意義

この町並みは、すでに何度か歩いたことがあります。
酒蔵だとか民芸品だとか駄菓子屋が並び多くの観光客が歩いています。それらの店にも魅力は勿論あるのでしょうが、通 路は石畳、側溝に綺麗な水が流れ、電信柱が撤去された町並みは、何度訪れてもなかなかいい雰囲気です。

“アイス最中”や“みたらしだんご”を食べながら歩いても観光地だけに気兼ねは要りません。
我々より遥かに年数のいった大人の建物の前で我々も子供に帰り、郷愁に浸れる。そんな愉しみ方の出来る魅力もあります。

我々の生活する町並みは、風景が慌しく変わって行きます。
我々は忙しく生活していますが、その上周りの景色が変化して行くことでも、さらに追い討ちを掛けられているのです。
時間は止められませんが、風景が止まって動かないことが何度来ても、この町に来て落ち着ける要因の様に思われます。

慌しく生きることから時折立ち止まってみる、古い町並みを保存していくことは、観光資源というだけではなく、現代人とっても意義深く思われます。

この町には、人力車が活躍していますが、途中で自動車に出会うのは少し残念です。
この一帯は歩行者天国にするぐらいでいいのに・・・

▼「高山市の基本DATA」
・人口95,904人
・面積2,179.35kF(2005年2月に近隣8村を編入合併し日本一広い市となった)

 
2007.8.25