松山市にある伊丹十三記念館は、映画監督として活躍し松山高校に通
った経験のあるご縁で当地にこの記念館は出来たようです。
ロの字形の建物は、その中心にシンボル的に木が一本植えられクローバーが下草として育てられています。
喫茶店があってそのお庭を眺めお茶を飲みながらゆっくり出来るこの空間の演出はなかなか心地いいものでした。
建物というより、この草木にこの建物は生かされています。
建物は維持管理しながらも古びていきますが、植物は上手く維持管理していけば成長して、ますます好くなります。
立派なお寺のお庭を拝見していても、その事を実感することがあります。
生きている植物に環境が作られ雰囲気のレベルは上がって行きます。
でも、伊丹十三監督の映画作品を振り返り、思い出しながら伊丹十三さんは戦後の昭和が似合った人物だと、そんな気持ちにさせられました
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