岡山県備前市閑谷(しずたに)学校
60歳で亡くなった備前焼の陶芸家 高原昌治さんから今度来る時は、閑谷学校の櫂(かい)の木の紅葉の時にと言われたまま果たせなかった、閑谷学校に来てしまった。

実は食欲の方が勝っていて、高原さんの弟さんから日生(ひなせ)のお好み焼き“タマちゃん”の「かきおこ」(カキの入ったお好み焼き)が美味しいと聞きそれに引かれ、それを食べに行ったついでに寄ったのだ。

有名な櫂の木の“赤と黄”の紅葉は、すでに落葉し人気の無い12月の閑谷学校でした。
屋根瓦は、備前焼。国の特別史跡に指定されており、講堂は学校建物としては、唯一の国宝。
備前藩主 池田光政が庶民教育を目的に開いた学校で藩営としては、日本最古の庶民学校です。
山間の静かな、学校。抜群の環境です。

以前、竣工祝いにさせてもらっていた、高原昌治さんの備前焼の作品。我が家にも2〜3点飾ってあります。
その工房に伺ったのは、高原さんが50代前半の、陶芸作家としてあぶらの乗った時期で、12〜13年まえになります。場所を訪ねると人を思い出すのは、年のせいでも在りますが、それだけ印象に残る出会いがあった訳で有難い事です。

尚、日生の“かきおこ”ですが、日生の新鮮な牡蠣がたっぷり入って確かに美味しいでした。しかし、大阪の人は、牡蠣はカキ、お好み焼きはお好み焼きとして食べたいのと違うかな・・・

2008.12.24